2011年2月28日月曜日

twitterでの告知まとめ

 ひさしぶりに素面で文章が書ける状態になったのでこの隙にちょっと長くなりますが告知を。ただどこから話したらいいのか…… まず2010年度はYEN(若手編集者ネットワーク)の発案者として、飲み会、読書会、勉強会、インタヴュー、書店見学などの企画を立てて幹事スキルがアップした一年でした


 そこでの当初の目的は普段出会う機会のない若い編集者同士が、ネットを利用して集まることそれ自体に主眼が置かれていましたが、2010年が電子書籍元年と言われていたこともあり、そういった潮流のなかでこれから編集者が生き延びるにはどうすればいいのかを考えることに目的がシフトしていきました


「編集者が生き延びるには」というのは当然どのようにお金を稼いでいくかという問題意識なのですが、一般的に2010年に起きていたのは電子書籍で儲けるというよりは、電子書籍関連の書籍(+セミナー・イベント)を作って小金を稼ぐ(とくにメディア業界の人間から金を奪う)パターンが多かったので


 私としては、電子書籍についてがっつり真正面から取り組むというよりは、編集者の仕事の範囲はどこからどこまでかとか、書店が本を売るだけでなくコミュニティを作る機能をもつとはどういうことか、といったテーマを考えることを通じて、「あたらしい編集者」像を探りたいと思っていました。


 それらについて一定の結論を出せていないという点は、主に私の力不足・コーディネートミスが原因であって反省もいろいろあります。しかし他方で、「電子書籍」の問題にとらわれずにおもしろい試みが次々と行われていた年でもありました。


 身近なところで若手の活動としては.reviewや界遊などがあったし、「思想地図」「リバティーンズ」のように年長者の方がチャレンジをし続けている姿(失敗もありましたが)には勇気づけられました。「世代」というものを本質化して語ってもあまり有益ではないなと思ったものです。


 そこで、2011年度はfacebook元年と言われていることにのっかって(毎年元年があるな、毎年黒船来てるな、とは思いつつ)、2010年度の問題意識を引き継ぎながら、ちょっとしたあたらしいことをやりたいと思っています。


facebookやtwitter、Ustream、foursquare、そしてblogなどを使ってささやかなメディアを作ります。メディアを作る、という表現が適切かどうかもよくわかりませんが、とにかく今年は実践を通じて「あたらしい編集者」像について考える、ということをやってみたい。


 具体的なコンテンツとしては「世界一周」を考えています。実際に、私が3月末にいま働いている出版社を辞めて、4月から世界一周の旅にでかけますので、旅行中に一年間限定のメディアを作り、「編集者」について考えていければと思っています。


 「世界一周」というのはコンテンツとしてやや弱いと思いますが(いまどき世界一周の話なんていくらでもあるし、近年は海外旅行特集の雑誌は売れないので国内旅行を扱う方という話もあるくらい需要が減っている)、広がりはありそうなのでアイデア次第ではそこそこおもしろくなるかなーと。


 というわけで、ソーシャルメディアを使ってなんかおもしろいことやりたい!とか、「あたらしい編集者」像について考えたい!とか、世界一周するんだったらこんなおもしろいことやってほしい!という方は清野までご連絡ください。私と知り合いの方も初対面の方もお気軽にー



 それにしても、私は中学受験→中高一貫校(男子校)→大学→会社に就職し正社員、という一つのテンプレートに沿って生きてきた人間で、今度は「会社を3年で辞めて自分探しの旅に出る」ということになりますね。レール派としては、帰国したら、やりがいを求めてカフェを開くべきなのかも……